小規模チームで短い動画を1本仕上げる
撮影班も編集担当もいないチームが、手元にある素材だけで1本を公開まで持っていくための入口です。長い録画があるのか、画像と原稿しかないのか、音声だけなのかで、最初にやることも使う道具も変わります。素材と公開先を先に決めてから、切り出し、表紙、字幕、音声、書き出し、配信の順に進めます。各工程には、ブラウザの中だけで終わる作業、手順を追える記事、候補になるサービスを並べてあります。
素材と条件から選ぶ
手元にあるものと、出したい形の組み合わせで、最初の一手が変わります。近い行から読んでください。
| 手元にあるもの | 出したい形 | おすすめの進み方 | 道具と手順 |
|---|---|---|---|
| 長い録画・収録済みの動画がある | ショート縦動画(60秒以内) | 先に見せ場の開始と終了の時刻を文字で決め、その区間だけを切り出します。縦の画角に収まるかは、切り出した静止画で確かめてから編集へ進みます。 | |
| 長い録画・収録済みの動画がある | 字幕付きの解説動画 | 音声を文字に起こしてから編集する方式にすると、言い直しの削除と字幕作りが同じ作業になります。手元にSRTやVTTがあるなら、ずれた秒数をまとめて直し、1行の字数と表示の長さを点検してから、動画に重ねて見え方を確かめます。 | |
| 画像と原稿だけがある | ショート縦動画(60秒以内) | 原稿を読み上げる音声を先に作り、その長さに合わせて画像を並べます。画像から動かす場合は、試作の本数だけ費用がかかるので、採用しない案を含めて見積もります。 | |
| 画像と原稿だけがある | 解説動画(横・数分) | 章立てを決めてから台本を固め、章ごとに1枚の画像を割り当てます。画面に出す文字と読み上げる文を別に持つと、後から片方だけ直せます。 | |
| 音声・ナレーションだけがある | 字幕付きの縦動画 | 音声の長さを測り、話の区切りで区間を分けます。字幕の行を先に確定させると、背景の画像は後から差し替えられます。 |
工程ごとの手段
上から順に進める必要はありません。今つまずいている工程だけを開いてください。
切り出し
長い素材から、使う区間だけを取り出す。
ブラウザの中で終わる作業
候補になるサービス
- OpusClip
長い収録動画からショート動画を切り出す
公式の料金ページ(新しいタブで開きます) - Vizard
長い動画からSNS用クリップをAIで切り出す
公式の料金ページ(新しいタブで開きます) - Klap
長尺動画から縦型ショートと字幕を自動で切り出す
公式の料金ページ(新しいタブで開きます) - Submagic
長尺素材から字幕付きショート動画を整える
公式の料金ページ(新しいタブで開きます) - Descript
文字起こしを使って動画と音声を編集する
公式の料金ページ(新しいタブで開きます)
サムネ
一覧で選ばれる表紙を作る。
手順を追える記事
候補になるサービス
- Canva
テンプレートで画像・資料・動画をデザインする
公式の料金ページ(新しいタブで開きます) - Adobe Express
テンプレートとFireflyで画像・動画・資料を素早く整える
公式の料金ページ(新しいタブで開きます) - Ideogram
文字入り画像とデザイン案を生成する
公式の料金ページ(新しいタブで開きます)
字幕
音を出せない場所でも内容が伝わるようにし、1行の字数と表示の長さが日本語で読み切れる範囲に収まっているか確かめる。
ブラウザの中で終わる作業
候補になるサービス
- Captions
動画に字幕とAI編集を加える
公式の料金ページ(新しいタブで開きます) - VEED
ブラウザで動画を編集し字幕を付ける
公式の料金ページ(新しいタブで開きます) - Maestra
字幕・翻訳・AI吹替を125以上の言語で作る
公式の料金ページ(新しいタブで開きます) - Happy Scribe
AIと人手を選んで文字起こし・字幕・翻訳を仕上げる
公式の料金ページ(新しいタブで開きます)
音声
収録済みの音声を取り出し、ナレーションと背景音を用意する。
ブラウザの中で終わる作業
候補になるサービス
- ElevenLabs
台本からナレーション音声を作る
公式の料金ページ(新しいタブで開きます) - Murf
台本をナレーション音声にする
公式の料金ページ(新しいタブで開きます) - Typecast
感情調整できるAI音声と話すアバターを制作する
公式の料金ページ(新しいタブで開きます) - SOUNDRAW
用途に合わせたBGMをAIで作る
公式の料金ページ(新しいタブで開きます)
書き出し
足りない場面を作り、公開用のファイルへまとめる。
ブラウザの中で終わる作業
手順を追える記事
候補になるサービス
- Runway
生成AIで映像素材を作る
公式の料金ページ(新しいタブで開きます) - Pika
画像や文章を短い動画に変える
公式の料金ページ(新しいタブで開きます) - Kling AI
文章・画像から音声付き動画を生成する
公式の料金ページ(新しいタブで開きます) - NoLang
テキストやPDFから解説動画と縦型ショートを数十秒で作る日本発の動画生成
公式の料金ページ(新しいタブで開きます) - Kapwing
チームでSNS動画を編集する
公式の料金ページ(新しいタブで開きます) - Microsoft Clipchamp
テンプレートとAI補助で動画を編集する
公式の料金ページ(新しいタブで開きます)
配信
公開先ごとにURLと表示を整える。
ブラウザの中で終わる作業
候補を比べる
工程ごとに候補が2件以上残ったら、同じ列に並べて条件を見ます。
公開後に確認すること
商用利用の条件、透かし、クレジット表記
無料枠で書き出したファイルに透かしが残るか、提供元の名前を表示する義務があるか、広告に使ってよいかは、サービスごとに違います。公開前に、使ったサービスの料金ページと利用条件を1件ずつ開いて確かめてください。
どこから再生されたかを残す
同じ動画を複数の場所へ出すなら、配信先ごとに違うURLを用意します。公開ページ側は、一覧に出たときの表示名と画像を先に確認しておくと、出し直しが減ります。
この用途で足りないもの
この用途で、知能圏の便利ツールだけでは終わらない作業があります。字幕は、手元の動画に重ねた再生確認と日本語の字数・読速の点検まではできますが、映像へ焼き込んで1本のファイルにすることはできず、音声からの自動生成と翻訳も扱いません。サムネは見出しと副題を重ねて公開先のサイズで書き出せますが、背景の絵そのものは作れず、端末に入っていないフォントも使えません。動画の縦横比の変換と、10分を超える動画の音声書き出しもできません。これらは外部のサービスか、手元の編集ソフトで行ってください。